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富田克也は、(フランスではごく一般的な)国や自治体の助成金やテレビ局などの出資を得ることなく、一般に寄付金を募って集めた約8万ユーロの予算でこの作品をHDビデオカメラで撮った。週日は日本の中央に位置する甲府の周辺でトラック運転手として働き、週末に、主演俳優の鷹野毅や伊藤仁が働く建設工事現場をロケ地に撮影を行った。かつてのジャン=リュック・ゴダールの処女短編作『コンクリート作戦』が思い出される。「L’Expresso」誌の優秀なポルトガル人映画批評家、フランシスコ・フェレイラはこの作品についてさらに明確な比較をしてくれている。そう、『サウダーヂ』は「ロバート・クレイマー的」な作品である。間違えてしまった者も含め、あらゆる言説、意見を羊飼いのように集めるように、自分たちの国を想像したクレーマーが70年代中盤に撮った『マイルストーンズ』のようだ。『サウダーヂ』は、アイデンティティの建設工事現場であり、そこでは自分たちの墓を掘る者たちが、自らの根源を求めるために必死になっている者たちと出会う。

— フランス日刊紙「リベラシオン」ロカルノ映画祭総括 | nobodymag

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